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「パソコン欲しいけど、正直いくらあれば足りるのか分からん…」ってなってませんか? 家電量販店に行くと5万円のパソコンもあれば30万円のもあって、「え、何がそんなに違うん?中に金塊でも入ってるん?」ってなりますよね。「安いパソコンってどうせすぐ壊れるんちゃう?」って不安になる人も多いと思います。 かくいう筆者も昔、「とりあえず安いやつでええやろ」で選んだパソコンが、電源入れてからデスクトップが表示されるまでの間に漫画を1話読み終えられるくらい遅かった経験があります。もはやパソコンというより読書タイムのお供でした。 でも実は、パソコン選びで大事なのは値段の高さじゃなくて「自分が何に使うか」をハッキリさせることなんです。ネットとメール、動画視聴くらいなら、数万円のパソコンで十分だったりします。 実際、近所の人が10万円くらいのパソコンを買ったと聞いたので「それで何すんの?」って聞いたら、まさかの「ワードとエクセルだけ」という答え。思わず「いや、それやったら3万円くらいで買えるやつで十分やったのに…」って本人に言ってしまいました。まあ、後の祭りですが。 この記事では、パソコン初心者さんが失敗せずに”安くても使えるパソコン”を選べるように、ポイントを5つに絞って紹介していきます。もう「漫画1話読み終える」なんて悲劇、繰り返さんでいいように。
何に使うかで予算が変わる
「とりあえず高い方が安心」と思って選んでしまう人、結構多いんですよね。でも実際は、パソコンでやりたいことによって必要なスペックってけっこう変わります。 例えば、こんな感じで考えてみてください。 ネットサーフィンやメール、YouTubeやNetflixを見るくらいがメインなら、実はそこまでハイスペックなパソコンは必要ありません。最低限のスペックで十分快適に使えます。 これに加えて、ワードやエクセルで資料を作ったり、オンライン授業・会議(Zoomなど)を使ったりする場合も、そこまで大きく予算を上げなくても大丈夫なことが多いです。 一方で、写真や動画の編集をしたい、複数のアプリを同時にガンガン開いて作業したい、というような使い方になってくると、メモリやCPU性能に少し余裕を持たせた方が快適です。 さらに本格的な動画編集や、重めのゲームをしたいという場合は、もう一段上のクラスを検討した方が失敗しにくくなります。 つまり大事なのは「自分が普段パソコンで何をするか」をまず思い浮かべることです。それが決まれば、必要以上に高いものを買ってしまったり、逆に安すぎて後悔したりすることが減ります。 次の章では、この考え方をベースに「安く抑えるための5つのポイント」を具体的に見ていきます。
安く抑える5つのポイント
ここからは、実際に「安くても使えるパソコン」を選ぶときに意識したいポイントを5つ紹介します。
①型落ち・中古を狙う(筆者はガチの中古派です)
最初に言っておくと、筆者は完全に中古派です。この記事で紹介している実例(型落ちで30万〜40万円クラスのモデルを中古15万円で買った話や、後述するThinkPad X13を5万円・7万円台で手に入れた話)も、全部「型落ち・中古」を軸に探した結果です。 新品の最新モデルにこだわらなければ、型落ち(型番が一つ前の世代)や中古のパソコンはかなり値段が下がります。中身の性能はほとんど変わらないのに、「新品・最新」というだけで値段が上がっている面も大きいので、型落ち・中古は狙い目どころか、筆者にとってはもはや第一候補です。 「中古は壊れやすそう」「保証がなくて不安」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、状態の良い整備済み品を選べば十分実用に耐えますし、何より価格差が大きいので、浮いた予算をメモリやストレージの増強に回せるのも中古ならではの魅力だと思っています。 実際、パソコンを探していた知人にpcspocketをすすめたことがあるのですが、購入から1年の保証期間が切れる直前くらいのタイミングで故障してしまったことがありました。それでもギリギリ保証期間内だったおかげで、無料で修理してもらえて事なきを得ています。整備済み品でも、こうして保証がしっかりしているショップを選んでおけば、いざという時も安心です。 逆に、店を決めずに「とにかく安ければどこでもいい」で選んでしまうと痛い目を見ることもあります。以前、Amazonのとある販売店で中古パソコンを買ったときは、システムに不具合がある状態で届いてしまい、そのままでは初期設定すらできませんでした。結局、一度初期状態に戻してからWindowsの更新をかけ直すことでなんとか正常に使えるようになりましたが、初心者の方だとここで詰んでしまうと思います。 また、別のときに代理で購入した中古パソコンは、見た目が傷だらけで、とても人に渡せる状態ではありませんでした。このときは返品手続きをして、返金してもらいました。 「安いから」という理由だけで店を決めずに選んでしまうと、こういうハズレを引くこともあります。だからこそ「どの店で買うか」は値段以上に大事だと筆者は考えていて、実績や保証がしっかりしているショップを選ぶようにしています。 これは筆者の実例ですが、筆者が持っているノートパソコンの中でも一番のハイスペック機は、2025年に中古で購入したもので、価格は15万円くらいでした。あとから気になって発売当時(2022年)の価格を調べてみたら、新品では30万〜40万円ほどしていたモデルだと分かりました。もちろん年式が違えば単純比較はできませんが、型落ち・中古まで選択肢を広げるだけで、これくらい価格感が変わってくることもあります。
②セール時期を狙う
決算期(3月・9月)や新生活シーズンが終わった直後などは、値下げやキャンペーンが出やすいタイミングです。急いで買う必要がないなら、こうした時期まで少し待つだけでもお得に買えることがあります。
③オーバースペックな構成を避ける
「とりあえず高性能なグラフィックボード付き」「ストレージは1TB以上」のような、自分の用途に対して明らかに必要以上のスペックがついている構成は、その分値段も上がります。前の章で整理した「自分が何に使うか」を基準に、必要なところにだけお金をかけるのが安く抑えるコツです。
④不要な付属品・ソフトを削る
DVDドライブや、使う予定のないオフィスソフトが最初からセットになっているモデルは、その分割高になっていることがあります。今の時代、動画やアプリのインストールはネット経由が主流なので、本当に必要かどうかを一度確認してみてください。 DVDドライブのようなものは、後から欲しくなってもUSB接続の外付けタイプで十分対応できます。最初から搭載モデルにこだわらず、「必要になってから買い足す」という選択肢も持っておくと、その分本体を安く抑えられます。 ストレージも同じ考え方ができます。「SSD 1TB搭載!!」のようにアピールされているモデルは、その分値段が上がっていることが多いです。筆者の場合、そういう大容量モデルが高い時は、あえて内蔵SSDの容量が小さいモデルを選び、普段あまり使わないデータはUSBメモリに入れて必要な時だけ持ち運ぶようにしています。内蔵SSDに入れるデータを最小限にしておくと、修理に出すときやパソコンを買い替えるときのデータ移行が楽になる、というメリットもあります。
⑤メーカー直販サイトのアウトレット・型落ち品もチェックする
各メーカーの直販サイトには、型落ちモデルやアウトレット品(展示品・訳あり品)を安く販売しているコーナーがあることが多いです。家電量販店の店頭だけで探すより、選択肢が広がります。 ここまで散々「中古派」を主張してきましたが、具体的にどこで探しているかというと、筆者がよくチェックしているのは、中古スマホ・PC専門の「イオシス」や、楽天市場の「pcspocket」というショップです。どちらも型落ち・中古の選択肢が豊富で、価格を抑えたいときの候補になります。
- イオシス(中古スマホ・PC専門)
- pcspocket(楽天市場):
なお、中古パソコンも選択肢に入れる場合は、CPUの世代によってWindows11に対応しているかどうかが変わってくるので、その点は注意が必要です。この点は「Windows10はもう使えない?TPM非対応PCで実際に試した3つの対処法」で詳しく解説しているので、中古を検討している方はあわせてチェックしてみてください。
初心者にありがちな失敗例
安く抑えるポイントを押さえたところで、逆に「こういう選び方をすると後悔しやすい」という失敗例も紹介しておきます。
値段だけで選んでしまう
「とにかく安いのがいい」という理由だけで選んでしまうと、必要なメモリ容量が足りずにネットサーフィンでもカクついたり、複数のアプリを開くとすぐ重くなったりすることがあります。特に中古の場合、極端に安い出品の中にはCeleronやAtomといった非力なCPUを搭載したモデルが紛れていることもあるので注意が必要です。こうしたCPUだと、重すぎて動画再生すらカクついてスムーズに見られない、ということも起こり得ます。 さらに、CPUの型番を確認して、メモリも16GBあって、ストレージも1TBあるから大丈夫だろうと思っていたら、実はSSDではなくHDD搭載モデルだった、というパターンも要注意です。HDDは起動や読み込みの速度がSSDに比べて大きく劣るため、電源を入れてから使えるようになるまでかなり待たされることがあります。下手をすると、冒頭で紹介した「漫画1話読み終えられるくらい遅い」が本当に起こり得るので、ストレージの種類(SSDかHDDか)も必ず確認しておきましょう。安さを優先するにしても、最低限のスペックは確認してから選びましょう。
逆に不安で必要以上に高いものを買ってしまう
「安いのはどうせすぐ壊れそう」という漠然とした不安から、必要以上にハイスペックなモデルを選んでしまうパターンもよくあります。自分の用途を整理すれば、実はもっと安いモデルで十分だったというケースは少なくありません。
店員さんのおすすめを鵜呑みにしてオプションを付けすぎる
家電量販店で「せっかくなので延長保証も」「このソフトもあると便利ですよ」とすすめられるまま、あれこれオプションを付けてしまい、結果的に本体より高くつくこともあります。本当に必要かどうかは、その場で即決せず一度持ち帰って考えるくらいで大丈夫です。
セール品・型落ち品だからと中身を確認せずに買ってしまう
「安いから」という理由だけで飛びついて、実際にはメモリが少なすぎたり、ストレージ容量が心もとなかったりするモデルを選んでしまうこともあります。安いものほど、最低限のスペック確認だけは怠らないようにしましょう。
「Core i5だから大丈夫」と型番の数字を見ずに選んでしまう(筆者の失敗談)
これは筆者自身のかなり昔の失敗談です。まだCPUについてあまり知らなかった頃、「Core i5搭載」のノートパソコンがかなり安く売っているのを見つけて、「Core i5なら十分な性能のはず」と思い込んで購入したことがあります。 しかし実際は、型番でいうとかなり古い世代のCore i5でした。同じ「Core i5」という名前でも、世代によって性能はまったくの別物です。当時はそこまで知らずに買ってしまったので、期待していたほどの性能は出ませんでした。 さらに輪をかけて失敗だったのが、性能以外はほとんど気にせず選んでしまったことです。ノートパソコンなのにサイズも重さもそれなりにあるモデルで、結局持ち運ぶ機会がほとんどなく、家では使い慣れたデスクトップばかり使うようになり、そのノートパソコンはほぼ飾りと化してしまいました。 「Core i5」「Core i7」のような名前だけで判断せず、型番の数字(世代)まで確認すること、そして性能だけでなくサイズや重さも含めて自分の使い方に合っているか考えること。この2つを痛感した経験です。 実際、今でも中古パソコンの販売サイトを見て回っていると、「高性能!!Core i5搭載!」のように大きく書かれているのに、よく見ると古い世代のCore i5だった、というケースはわりとよくあります。体感的には、特に第4世代のCore i5が多い印象です。この失敗があるので、今は「Core i5」「Core i7」という表記そのものはあまりあてにせず、型番の数字までしっかり確認するようにしています。中古パソコンを探すときは、ここだけは注意してみてください。ちなみにCPUの世代の見分け方は、中古のWindowsパソコンを選ぶときの注意点としてこちらの記事でも詳しく触れているので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。
予算別のおすすめ目安
ここまでのポイントを踏まえて、実際にどれくらいの予算で何ができるのか、目安をまとめます。
3万円台:ちょっとした調べ物・文書作成メイン
ネットで調べ物したり、ワードやエクセルで文書を作るくらいなら、このクラスで十分です。筆者も持ち運び用のパソコンはこの価格帯を選んでます。軽さやサイズ感を重視するなら、このゾーンで探すのがおすすめです。メモリは8GB前後が多いですが、余裕があれば12GBあるとより快適です。
5万円台:動画視聴・簡単な動画編集や写真編集
動画をよく見る、たまに簡単な動画編集や写真編集もする、くらいならこのクラスが目安です。メモリは最低でも8GB、できれば12GB・16GBあると余裕を持って作業できます。 一例ですが、筆者が愛用しているThinkPad X13(後述)と同じGen 1モデルで、メモリを16GBにしたバージョンが、2026年8月時点で5万円以下で購入できるのを見かけました(Lenovo ThinkPad X13 Gen 1 Ryzen 5 PRO 4650U メモリ16GB)。筆者のものよりメモリは少なめですが、それでも普段使いには十分なスペックで、5万円以下でこのクラスが狙えるという一つの目安になると思います。 冒頭で紹介した「ワードとエクセルだけなのに10万円のパソコンを買った近所の人」も、必要なスペックを甘めに見積もったとしても、このクラスがあれば十分すぎるくらいです。実際にはもっと安いモデルでも快適に動くはずなので、用途がはっきりしているなら、この価格帯で選択肢を探してみる価値は十分にあります。
7〜8万円台:①②より少し余裕を持たせたい人向け
「3万円台だと不安、でも本格的な動画編集まではしない」という人はこのゾーン。メモリは16GB前後を選べることが多く、SSD容量にも余裕を持たせやすいので、長く使いたい人にも向いています。 筆者が今メインで使っているノートパソコンも、このゾーンで手に入れたものです。ThinkPad X13(Ryzen 5 PRO 4650U・メモリ32GB搭載)というモデルで、発売当時(2020年)は10万円近くしていたものを、中古で6万円台後半くらいで購入しました。薄くて軽く、内蔵グラフィックもRadeonでそこそこ快適に動きますし、TPM2.0もしっかり搭載しているのでWindows11もまったく問題なく使えています。型落ち・中古のモデルでも、選び方さえ間違えなければこれくらい満足度の高い1台に出会えます。 ※本格的な動画編集や重いゲームをしたい方は、15万円以上のクラスが目安になります。ただ、このブログでは主に「安くても十分」なゾーンを扱っていくので、そのあたりは別記事で詳しく紹介する予定です。 なお、中古パソコンを検討している場合はCPUの世代にも注意が必要です。この点はこちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
パソコン選びで大事なのは値段の高さではなく、「自分が何に使うか」をハッキリさせることです。用途さえ決まれば、必要以上に高いものを買ったり、逆に安すぎて後悔したりすることは減らせます。 今回紹介した5つのポイント(型落ち・中古を狙う・セール時期・オーバースペックを避ける・不要な付属品を削る・アウトレット品のチェック)を意識するだけで、同じ性能のパソコンでもかなり安く手に入れられます。あわせて、値段だけで選ぶ・オプションを付けすぎるといった初心者にありがちな失敗も避けやすくなるはずです。 筆者自身、この記事で紹介した型落ち・中古のパソコンを何年も現役で使っていますが、特に困ったことはありません。「中古はちょっと不安」という人も、状態の良いものを選べば十分選択肢に入れる価値があると思います。 予算別の目安(3万円台・5万円台・7〜8万円台)も参考にしながら、自分の使い方に合ったゾーンで探してみてください。 中古パソコンも視野に入れている方は、CPUの世代によってWindows11に対応するかどうかが変わってくるので、購入前に「Windows10はもう使えない?TPM非対応PCで実際に試した3つの対処法」もあわせてチェックしてみてください。

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